最近の私と妻は、お互いに忙し過ぎて、なかなか一緒に過ごす時間をとれませんでした。
先日、そんな話を東京駒場の面談ルームの控え室でみずがきさんとしていると、こんなアドバイスをいただきました。
「陽ちゃん、2人がとても忙しい時は、1日5分でいいから分かち合いの時間をとってみるといいわ」
「なるほど、素晴らしいアイデアですね!」
毎日のように、人様のパートナーシップのお話を伺う身としては、「自分のパートナーシップがちゃんとしていないといかんな〜」と思うのです。
妻と分かちあいの時間を取り始める
なので、その日家に帰ってから、私は妻に言いました。
「これから1日5分、分かち合いの時間をとろう!」
「え、いいけど。どうしたの、急に(笑)」
「パートナーシップを語る者の端くれとして、もっとちゃんと向き合わないといけないと思ったのだ!」
「うん、わ、わかった」
妻に若干引かれながらも、私たちは1日5分の分かち合いの時間をとるようになりました。
毎日その時間がとれるわけではありませんでしたが、意識的に話そうとするだけで、自然と会話の時間が増えるようになった気がします。
道明寺ってカッコイイ!?
そんなある日の分かち合いの時間に妻が言ったんです。
「やっぱり、道明寺ってカッコイイ!」
道明寺とは、「花より男子」という大ヒットした少女漫画の主人公が好きになる男性のことです。
私には妹がいて、確か妹もその漫画を持っていたので、私はなんとなく内容を知っていました。
もう15年以上前のことです。
私の道明寺の印象は、どちらかというと暴れん坊で、恥ずかしがり屋のイメージがありました。
そのため、なぜそんなに妻が彼を褒めるのかわかりませんでした。
相変わらずムズかしいぞ、女心!
そんな気持になりながら、妻に質問しました。
「え、なんで道明寺がいいの?」
「男らしく、まっすぐに好きって伝えてくれるところ♡」
「そっか〜。なんか、あれだよね。茜(妻の名前)がそんなに熱く人を褒めることないよね」
「うん、だって本当にカッコイイと思うんだもん」
打ち上げにいた女性陣からも大人気の道明寺
その数日後、ワークショップの打ち上げの席で、私の周りには女性陣がいたので、聞いてみました。
「みんなさ、道明寺のこと好き?」
私がそう尋ねると、女性陣はみんな、「すごい好き!」と答えました。
恐るべし、道明寺人気!
いや〜、知らなかった。
「なぜ道明寺が好きなのか?」という理由を、その場でメモってきたので、お伝えしたいと思います。
「『お前が好きなんだ』と、とにかく一途に好きでいてくれる」
「『オレが守る』という感じで、お姫様扱いしてくれる」
「どんなに彼の愛を疑っても、覆してくれる」
「コンプレックス(主人公が貧乏であること)を決してバカにしない」
「サプライズをしてくれる」
なるほど〜。
これは、男性が知っておいたほうがいい女性心理をすべて網羅しているような気がします。
私はやっとここで、なぜ女性たちが道明寺を好きなのかが理解できました。
女性が好きな男性の要素
心理的に女性は、男性の誠実さと男らしさに惹かれると言われることがあります。
「なにがあってもブレずに愛し続けてくれて、男らしくリーダーシップをとってくれる」
そんな男性性に包まれると、女性は大きな安心感を感じることができるのかもしれません。
まっすぐに主人公の女性を愛し続ける道明寺の姿には、女性が深層心理で感じている理想の男性像が描かれている気がしました。
女性の皆さま、勉強になりました!