男性心理

男性性の痛みとその先にあるもの

みなさん、こんにちは!

カウンセリングサービス森川陽介です。

今日は朝から週末のフェスタの準備をしようと思ったのですが、いつものようにダラダラとYouTubeを観てしまいました。

そして今、なんとなくブログ書きたい欲がムクムク上がってきました。

普段ブログ書かないくせに(照)

みなさん、今週は私のブログを読む機会が増えるかもしれません!

という訳で、

今日はYouTubeを観ていて感じたことについて書いてみたいと思うんです。

男性性の痛み

みなさんは、KOHHさんというラッパーをご存知でしょうか?

私が彼を初めて知ったのは、宇多田ヒカルさんとコラボした「忘却 featuring KOHH」という楽曲の動画を観た時でした。

たぶん、2年前とかかな。

私は初めてこの動画を観た時、なぜか心がすごく痛くなって、最後まで観ることができませんでした。

圧倒的な男性性の痛みを感じたというか…

彼の痛みに共感しすぎると、私はお酒の世界から抜け出せなくなりそうな感覚がしました。

同時に、

心理カウンセラーとして、私は彼が心配になりました。

「よくこの痛みの中で生きているな〜」

そんな感覚が私の中に上がってきたんです。

彼のことが気になった私は、彼についてネットで調べてみました。

そこにはいくつかの事実が書かれていました。

彼が2歳の時父親と死別したこと、

そのことが原因で母親が薬物依存症になってしまったこと、

母親の自殺未遂、

などなど。

母親のナイト(騎士)になりたい少年たち

心理的に、多くの男性にとって、少年時代の行動動機として、

「母親のナイト(騎士)になりたい」

という願望があると言われています。

男性は小さな小さな少年の頃から、

「お母さんの役に立ちたい」

「お母さんを幸せにしたい」

「お母さんを笑顔にしたい」

といった感情を強く抱えているようです。

少年が大人になるにつれて、その感情は大好きな女性、つまりパートナーに向けたものに変わっていくと言われています。

少年だった頃のKOHHさんにとって、一番の望みが、

「お母さんを幸せにすること」

だったとしたら、

薬物依存症で苦しむ母を毎日のように見ることは、

「どれだけきつかっただろう…」

と、私は感じたんです。

大好きな人を幸せにできない十字架を少年の頃から背負うことは、

たくさんの自己否定と自己嫌悪を抱えることになります。

私があの楽曲から感じた「男性性の痛み」は、そんな自己否定のエネルギーだったように思いました。

痛みを超えた先にあるもの

今日、私はなんとなくYouTubeを観ていたら、KOHHさんの新しい楽曲が流れてきました。

この曲は、

「愛されている」

という言葉の繰り返しから始まります。

「愛されている」

「愛されている」

「愛されている」

「愛されている」

それはすごく強い言葉でした。

でも、本当にそうなんですよね。

私たちは自分が望むように母を幸せにできなかったとしても、

「愛されている」

私たちは自分のがんばりが上手くいかなかったとしても、

「愛されている」

私たちは夢を叶えることができなかったとしても、

「愛されている」

私たちは立派な人生を送れなかったとしても、

「愛されている」

この感覚って、すごく無力な感じがするんだけど、実は自己肯定感が最強の状態なんです。

自分を愛してくれていた人たちの愛をしっかり受け取れているから。

お母さんを救えなかったけど、お母さんに愛されていた自分。

お父さんはいなくなってしまったけど、お父さんに愛されていた自分。

これが本当の自己肯定感。

でもこれは、自分の痛みとしっかり向き合わないと見えてこない感覚なので、

私はこの曲を聴いた時、心からKOHHさんを尊敬しました。

「すごいな〜、本当に強い男になったんだな〜」

そんな気持ちになりました。

人は変化していく

私たち人間は、生きてきた過程でたくさんの心の傷を背負います。

それはどんな生き方をしても、背負ってしまうものなのかもしれません。

でもね、

しっかりとその痛みと向き合い超えていくと、必ず光は見えてきます。

なぜなら、人は変化していくものだから。

どんな状況でも、いつからでも、人は変わっていけます。

KOHHさんの生き様を見ていると、そんな勇気をもらえるような気がしました。

個人的には、こんな感じ↓の恋をして緩んでいる感覚も大好きです。

ハワイ行きたい♡

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